
みなさんは、自分の指に自信がありますか?
私は自分の指が、短くて太めなことに、コンプレックスがあります。初めてリングを買ったとき「こんな指でリングを着けて、変じゃないかな?」と、不安になった事を覚えています。
もうそうした不安はないですが、今もデザインによっては「自分の指に似合うか?」「どんな風に見えるか?」と熟考することは、少なくありません。
今回のテーマは、
「MELLOW(メロウ)」コレクションの誕生の裏話です。
MELLOWは、移ろう自然の景色から着想した、曲線シルエットのコレクション。実はその誕生の背景には、「自分の指に自信を持ちたい」という想いがあります。
VとUの程よいバランス
MELLOWはV字シリーズとして、3種類のリングが展開されていますが、厳密に表現すると、そのシルエットは「VとUの中間」くらい。
一般的なV字のリングは、三角形の先端のような尖ったシルエットをしていると思いますが、MELLOWは緩やかなカーブにすることで、ボリューム感のある指にも馴染むようにしています。

私は、顔も体もシルエットが丸いのですが、全体の印象をスッキリと見せたいためにVネックのTシャツを着ると、逆に自分の丸いシルエットが際立ってしまう・・という事があります。
鋭角なV字を避けたのは、同じ理屈です。ぷっくりとした指に、リングだけが際立つのではなく、指先がスラっと見えるバランスを考えた結果、VとUの中間くらいのカーブになりました。

リングではなく、
着けた手元が主役になるように
一般的にリングをデザインする時、デザイナーはまず、ジュエリーとしての美しさを追求します。そして次に、着け心地(重さ、着脱のしやすさ、使用感、指なじみ等)を高めていきます。
ですが、MELLOWコレクションは「着けた時の美しさ」を最優先に考えて、デザインされています。
例えば、商品開発の過程で、リング単品として見た時に「もう少しアームにボリュームがあった方が良いのでは?」という意見が出ましたが、「指に着けたときに美しいバランス」が優先されました。
さまざまな角度のカーブを検証した結果、上段と下段でカーブの角度を変えることに。
それによって、鋭角すぎず、緩すぎない。程よくシャープなシルエットが生まれています。
自分から眺めても、
周りの人からも見られても。
あくまでも個人的な体験ですが、MELLOWのカラーストーンリングを着けていたときに「指がすらっとして見える」と友人に褒められました。人生で指に関することで褒められたことは一度もなかったので、驚きました。
MELLOWのシルエットは「自分の指に自信をもつ」ことを意識して作りましたが、周りの人から見ても、”デザインの狙い”が伝わっていて、嬉しかったです。

スタッキングを楽しむ
指が短いと、きっと「リングの重ね着けはハードルが高い」と感じる方もいるはず。私は、幅太のリングを重ねると、第二関節を曲げづらく感じたり、指の肉の逃げ道がなくなって1本だとサイズが合っているのに抜けなくなってしまった・・という経験もあります。
MELLOWの3種類のV字リングは、それぞれ、重ねづけのしやすさも計算してデザインされています。1本で、2本で、そして、3本でも重ねた時に幅太になりすぎないサイズにしています。




