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The Omakase Edit

Stone Notes

Omakaseバイヤーが、
買い付けた宝石をご紹介する連載ノート

フローライト(Fluorite)

Vol.03
フローライト( Fluorite

宝石について:

フローライト(蛍石)は、カルシウムとフッ素からなる鉱物(CaF₂)です。ジュエリーだけではなく、最大の特徴は色の豊富さ。
紫・緑・青・黄・ピンク・無色など、ほぼすべての色が存在し「世界で最もカラフルな鉱物」とも呼ばれています。

モース硬度:4.0
名称の由来:ラテン語の「fluere(流れる)」に由来し、製鉄の際に不純物を溶かしやすくする融剤として使われてきた歴史から名付けられました。日本名では「蛍石」と呼ばれます。


買い付け裏話:

ブルー/グリーンの絶妙なバランス

「TBSドラマ『VIVANT』でも、半導体の原料として登場したフローライト。ドラマの緊迫したストーリーとは裏腹に、ジュエリーの世界では、紫・緑・青など多彩な色合いと蛍光性の美しさで愛される石です。

今回出会ったのは、多彩なフローライトの中でも、ブルーとグリーンの色のバランスが「絶妙」な一石。

片方の色に寄りすぎず、光の角度によってミントブルーにも、深いグリーンにも見える二つの表情を持つルースでした。爽やかさの中にも、しっとりとした大人っぽさがあるピースです。」 

 大粒で、色が澄んでいるものは意外と少ない

「実はフローライトは、硬度の関係で、宝石としてカットできる上質な原石になかなか出会えません。

今回のサイズは11×15mm。この大きさで、かつ透明度の高いフローライトには、なかなか出会えるものではありません。ロットの中から、色のバランスと透明感が際立つ一粒だけを選びました。」

「自然の涙」のような、大粒の雫

「ご存じの通り、フローライトは天然石の中では硬度が低めの宝石です。そのため個人的には、衝撃を避けるために、リングよりもネックレスとして身につけたい宝石の一つ。今回はペンダントトップに仕立てました。

雫型のペアシェイプが、まるで「自然の涙」のようにデコルテで揺れる——。そんなロマンティックな一品に仕上がったと思います。チェーンに通して、パールや他のカラーストーンと重ね付けしていただくのもおすすめです。」


フローライト ペンダントトップ PIECES


最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

次回の宝石もお楽しみに。

Gem Omakaseバイヤーより

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